低価格で、持ち運びにも便利なミニノートPC(Netbook)が人気を集めている。だが今年1年、屋外でネット接続のために公衆無線LANを利用したという人は少数派のようだ。アイシェアの調査によると11.9%と全体の1割程度だった。
今年1年、ネット接続できない状況で「ここでネットが利用できれば」と思ったことがある人は60.6%と、ニーズは高い。そう思った場所の最多は「外」で45.3%。次いで「ホテル」(40.8%)、「駅」(31.4%)と「喫茶店(カフェ)」(31.4%)、「電車」(30.6%)、「レストラン、ファーストフード(その他飲食店)」(28.2%)だった。
使う目的は「飲食店探し」が最も多く50.6%。「メールの送信・閲覧」(47.8%)、「暇つぶし」(33.5%)、「遊び場探し」(33.2%)が続いた。女性は「飲食店探し」、男性は「メールの送信・閲覧」という回答が最多だった。
「滞在先のホテルや、空き時間にカフェなどで、メールの送受信やちょっとした調べ物などに活用したいというのが、ユーザーのニーズと言えそうだ」(同社)
公衆無線LANを利用するとしたら、使いたい端末は首位が「ミニノートPC」(47.5%)で、2位の「ノートPC」(36.9%)を約10ポイント上回り、人気の高さがうかがえる。3位は「iPhone以外のスマートフォン」(9.2%)で、4位の「iPhone」(6.4%)を上回った。
ただ、回答者が実際に利用しているPC(複数回答)は「デスクトップPC」(77.7%)が最も多く、2位の「ノートPC」は55.4%、3位の「ミニノートPC」は7.2%だった。
調査は11月12〜14日に無料メール転送サービス「CLUB BBQ」会員404人に実施。男女比率は、男性が54.7%、女性が45.3%。年代比率は、20代が13.6%、30代が47.8%、40代が27.7%、その他が10.9%だった。
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