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ゲイツ氏の慈善団体、米公立図書館のネット接続高速化を支援

ビル・ゲイツ夫妻の慈善団体が、公立図書館のインターネット接続を高速化するプログラムに、696万ドルを寄付する。

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 ビル・ゲイツ夫妻の慈善団体Bill & Melinda Gates Foundationは12月18日、公立図書館のインターネット接続を高速化し、安全性を強化するプログラムを支援すると発表した。

 Gates Foundationは、ブロードバンドインターネット接続を推進する非営利団体Connected Nationと、米国図書館協会(ALA)のIT政策局(OITP)に総額695万9771ドルを寄付する。両団体はまず試験的に、カリフォルニアやマサチューセッツなど米7州の公立図書館のネット環境改善に取り組む。

 Gates Foundationによると、昨今の景気後退により、公立図書館の利用者が全米で増えているという。また職を探す人々や、自宅にネット接続環境を持たない学生など、オンラインサービスを求めて図書館を訪れる人々も急増している。ALAの調査によると、米国の公立図書館の73%が地域における唯一の公共の無料インターネット接続サービスを提供しているが、3分の1以上の公立図書館のネット接続環境が利用者のニーズに見合う回線速度を提供できていないという。

 Gates Foundationはこれまでに、全米50州の図書館へのPC設置や、図書館員への指導プログラム支援のために3億2500万ドルを寄付しているという。

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