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医薬品のネット販売禁止、3割が「不便」「困る」と抵抗感
副作用リスクが比較的高い医薬品のネット販売を禁止する方針に対し、「とても不便」「いざというとき困る」と答えたのは3割だった。
厚生労働省が来年6月施行予定の改正薬事法で、副作用リスクが比較的高い医薬品についてネット販売を禁止する方針を打ち出している。アイシェアがこのほど実施した調査では、約3割がネット販売禁止に抵抗を感じているという結果がでた。
医薬品のネット販売が禁止されると「とても不便」と考える人は15%、「いざという時に困る」は16.4%。一方で「あまり困らないと思う」は68.4%と過半数を占めた。
ネットで医薬品を購入したことがある人は12.2%にとどまった。医薬品のネット販売を禁止する法改正案について知っていた人は31.9%だった。
医薬品のネット販売について「見直しの必要性はあるか」聞いたところ、「はい」が34.6%、「いいえ」が21.2%。最も多かった意見は「どちらでもいい、分からない」で44.1%だった。
11月1〜3日に、無料メール転送サービス「CLUB BBQ」会員433人に調査した。
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