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「Google Code」が不正プロジェクトをホスティング:年末商戦で急増
米Googleのコードホスティングサービス「Google Code」がスパム業者に悪用されているという。
米Googleの開発者向けコードホスティングサービス「Google Code」がスパム業者に悪用されていると、セキュリティ企業の米McAfeeがブログで伝えた。
McAfeeによると、Google Codeを悪用したプロジェクトは以前にも小数存在したが、年末商戦期に状況が大幅に悪化し、新しいスパムプロジェクトが多数開設されたという。
例えば「Live Free Sex Movie」というGoogle Codeプロジェクトでは、動画を閲覧できると見せかけて画像のクリックを促し、偽コーデックをダウンロードさせるサイトにユーザーを誘導する。
Microsoftのブログサービス「MSN Spaces」も以前から同じような形で悪用されているが、Googleの場合、コードプロジェクトを自動的にインデックス化しているようだとMcAfeeは指摘。Googleがいずれ、もっと断固とした措置を取ってくれると信じたいと結んでいる。
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