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ポラロイドフィルム復活目指し、有志プロジェクトが活動
ポラロイドのインスタントフィルム復活を目指すプロジェクトが動いている。米Polaroidと工場のリース契約を結ぶなど、具体的な活動を進めている。
昨年生産が終了したポラロイドのインスタントフィルム復活を目指すオランダのプロジェクト「THE IMPOSSIBLE PROJECT」のWebサイトがこのほどオープンした。プロジェクトは来年のフィルム再生産を目指し、米Polaroidと工場のリース契約を結ぶなど、具体的な活動を進めている。
Polaroidはインスタントフィルムの生産を昨年夏までに終了。昨年12月には米連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請した。
これを受け、世界のポラロイドカメラ愛用者はフィルム復活を目指して署名などの活動を行ってきた。THE IMPOSSIBLE PROJECTには、技術者や経営の専門家などが参加。オランダにあるPolaroidの古い工場の設備について、10年間のリースの契約を結んだという。
プロジェクトは、来年中の「インテグラル(自己現像式)フィルム」の再生産を目指している。従来のフィルムをそのまま復活させるのはなく、近代的な技術を取り入れながら、新しいインテグラルフィルムを作りたいとしている。協力者も求めている。
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