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これって常識? 細菌の“写メ”でリポート作成:ITのある風景
ある大学の農学部の授業では携帯電話のカメラをフル活用。顕微鏡で観察した細菌を携帯で撮影し、リポートに添付して提出するという。
携帯電話のカメラのレンズを顕微鏡ののぞき口にあて、細菌を撮影する――ある大学の農学部で学ぶ学生に聞いた講義中の風景だ。撮影した写真は、Wordで作成した観察記録に張り付け、リポートとして教授に提出するのだという。
講義中に携帯カメラで写真を撮ったり、リポートに使ったら教授が怒るのではと記者は心配になった。だが学生によると、携帯カメラの写真を使ってリポートを作成するよう教授が指導するケースもあるそうだ。顕微鏡で観察したものをスケッチで残すより、携帯カメラで撮影した方が手軽で時間も短縮できるためだ。
学生がソフトバンクモバイルの「913SH」で撮影したという歯垢の細菌の写真を見せてもらった。細菌の形が確認でき色も鮮明で、スケッチを使うよりも正確なリポートが作成できそうだ。ほかにも大腸菌のリポートに携帯カメラ写真を使ったことがあるという。
今後は大学のリポートに、携帯カメラを活用するのが常識になるかも!?
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