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mixi、売上高を下方修正 有料音楽サービス不振、広告伸び悩み
ミクシィは通期の売上高予想を下方修正。不況でmixiへの広告出稿に悪影響が出ているほか、昨年7月に始めた音楽サービスの課金収益が想定を下回った。
ミクシィは2月5日、2009年3月期通期の売上高予想(単体)を従来から10億円下方修正し、120億円となる見通しだと発表した。
不況でmixiへの広告出稿に悪影響が出ているほか、昨年7月に始めた音楽サービスの課金収益が想定を下回った。求人サイト「Find Job!」も求人意欲の減退で不振だった。
一方、利益予想は上方修正。コストダウンの効果が出たためで、修正後の予想は、営業利益、経常利益がそれぞれ当初予想より2億円増の40億円、純利益が5億円増の21億円。
同社は昨年5月に中国に子会社を設立したことに伴い、今期から連結決算に移行。同日初めて、連結の業績予想を発表した。売上高は単体決算と同じだが、営業利益、経常利益、純利益はそれぞれ単体から2億円少ない38億円、38億円、19億円と予想している。
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