利用規約改正でユーザーの反発を招いていたFacebookが、規約を元に戻すことを明らかにした。
Facebookは2月4日に利用規約を改正した。その際、「ユーザーはいつでもFacebook上のコンテンツを削除できる」とする条項を削ったことからユーザーの非難を浴びていた。こうした反応を受け、元の規約に戻すことにしたという。
同社は規約を修正して新たな文言を加えるか、いったん元の規約に戻して新規約を考えるかを検討。外部機関にも相談した結果、新たなアプローチを模索する間、元の規約を利用することに決定したと説明している。
新バージョンの規約では大きな改変を行い、「ユーザーが自分の情報を所有し、情報を共有したい相手を管理できる」というFacebookの信条を反映し、誰でも理解できるよう明確なものにすると同社は述べている。新規約の作成には数週間かかり、それまでの間は4日に変更される前の規約が適用される。Facebookはユーザーからの意見を受け付ける「Facebook Bill of Rights and Responsibilities」グループも設けた。
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