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Amazon Kindleに特許訴訟――Discovery Communicationsが提訴
Discoveryは、Amazonの電子書籍リーダーKindleが、Discoveryの電子書籍のセキュリティと著作権保護に関する技術特許を侵害しているとして提訴した。
ドキュメンタリー番組で知られるDiscovery Channelなどを所有する米大手メディアDiscovery Communicationsは3月17日、米Amazonを相手取り、同社の電子書籍リーダーKindleが、Discoveryの所有する電子書籍技術の特許を侵害しているとして、米デラウェア地区の連邦地裁に提訴したことを明らかにした。
同社はAmazonのKindleとKindle 2の販売および電子書籍配布システムが、同社が2007年11月に取得した特許「電子書籍セキュリティと著作権保護システム」(米特許番号7,298,851)を侵害しているとして、販売の差し止めではなく、補償を求めている。AmazonはKindleを2007年11月に、Kindle 2を2009年2月に発売した。
Discoveryの法務担当ジョゼフ・ラサラ氏は「KindleとKindle 2は重要で人気のあるコンテンツ配布システムだ。当社はAmazonが知的財産権を侵害しており、当社には補償を受け取る権利があると信じる」としている。
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