ニュース
Adobe、AcrobatとAdobe Readerの修正版を追加公開:バージョン7と8でも対処
バージョン9.1にアップデートできないユーザーのために、Acrobat 8.1.4と7.1.1、Reader 8.1.4と7.1.1が公開された。
Adobe ReaderとAcrobatの脆弱性を突いた攻撃が発生している問題で、米Adobe Systemsは先日公開したバージョン9のセキュリティアップデートに続き、このほどバージョン7と8のアップデートを公開して脆弱性に対処した。
3月18日付で公開しのはAcrobat 8.1.4と7.1.1、Reader 8.1.4と7.1.1の各バージョン。それぞれWindows版とMacintosh版が用意されている。既にバージョン9.1に更新済みの場合は対処する必要がない。なお、UNIX版のReader 9.1と8.1.4は3月24日にリリースする予定。
一連のアップデートでは、JBIG2フィルタのバッファオーバーフロー問題など複数の深刻な脆弱性を解決した。悪用された場合、リモートからコードを実行でき、システムが制御されてしまう恐れがある。Adobeがアップデートを公開する以前から、この問題を突いた悪質なPDFファイルの出現が伝えられていた。
関連記事
- Adobe、ReaderとAcrobatの脆弱性に対処
AdobeはReader 9とAcrobat 9のユーザーに対し、バージョン9.1へのアップデートを促している。 - Adobe ReaderとAcrobatの脆弱性突くゼロデイ攻撃発生
Adobe ReaderとAcrobatに未修正の深刻な脆弱性が見つかり、この問題を悪用する不正なPDFファイルが出現した。 - Adobeを捨てるときが来たのかも
AcrobatとReaderのゼロデイ脆弱性に、Adobeは積極的に対応できていない。Adobe以外のPDF製品に乗り替えるときが来たのかもしれない。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.