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「mixiアプリ」8月に正式公開 販売収入8割を開発者に 広告収入も
「mixiアプリ」PC版は8月に、携帯電話版は9月に正式公開する。有料アプリからの収入の8割が開発者に入る。
ミクシィは4月23日、外部開発者がSNS「mixi」向けアプリを開発できる「mixiアプリ」を、8月に正式公開することを明らかにした。アプリから得られる収益の開発者への分配率も公表した。
mixiアプリは4月8日にオープンβテストを開始。企業や個人開発者が自由にアプリを構築し、βテスト参加メンバーに公開できる。8月からは、全ユーザーが利用できるようにする。
携帯電話向けのmixiアプリのβテストも5月ごろから始め、9月に全ユーザーに公開する計画だ。
正式公開後は、アプリの有料販売が可能。収入の8割が開発者に渡り、残りの2割がミクシィの取り分になる。
加えて、アプリの1ページビュー(PV)当たり最低0.01円を、広告収入として開発者に配分。金額は、アプリの利用度などに応じて段階的に、0.02円、0.03円と上がっていく仕組みだ。
課金システムや広告は、開発者が独自のものを導入することも可能だ。課金は、mixiアプリから外部の課金サイトにリンクすればOK。広告も、規定のサイズのものを挿入できる。
優秀なアプリを表彰する「ソーシャルアプリケーションアワード」も実施。グランプリには100万円を贈る。7月〜8月まで応募を受け付け、10月1日に結果を発表する。
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