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電通、営業益63%減へ 前期は初の最終赤字
電通の2010年3月期は、連結営業益が前期比63.4%減の158億円にとどまる見通し。世界同時不況で広告市場が縮小し、大幅な減益を見込む。
電通は5月11日、2010年3月期の連結営業利益が、前期比63.4%減の158億円にとどまる見通しを明らかにした。世界同時不況で広告市場が縮小、大幅な営業減益を見込む。
売上高は13.4%減の1兆6344億円。世界陸上ベルリン大会、衆議院選などのイベントはあるが、国内経済の悪化が響き、経常利益も55.2%減の239億円にとどまる見通し。最終損益は114億円の黒字に転換すると見込む。
同日発表した2009年3月期の連結決算は、営業利益が前期比23.1%減の431億円にとどまった上、株式評価損の計上などで最終損益が204億円の赤字となり、上場来初の最終赤字に転落した。
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