ニュース
NTT、今期の営業益は横ばい・1兆1100億円に
NTTは今期の連結営業利益を横ばいの1兆1100億円と見込んでいる。減収となる見通しだが、コスト削減などで吸収して利益を確保する。
NTT(持ち株会社)が5月13日、2010年3月期の連結営業利益が、前期比横ばいの1兆1100億円になる見通しだと発表した。若干の減収を見込むが、コスト削減などで吸収して前期並みの利益確保を見込む。
10年3月期の業績予想は、売上高が1.1%減の10兆3000億円。売上高、営業益の多くを占めるNTTドコモが携帯端末販売減などで減収を見込む一方、営業益は横ばいの8500億円と予想。NTT連結でもほぼ同様の増減を見込む。税引き前利益は2.3%減の1兆800億円、純利益は14.6%減の4600億円。
09年3月期の連結決算(米国会計基準)は、売上高に当たる営業収益が2.5%減の10兆4163億円、営業利益が14.9%減の1兆1097億円となるなど、減収減益だった。
NTT東西のフレッツ光契約数は3月末で1113万にとどまり、11年3月期(10年度)に2000万契約という目標達成は難しい状況になっている。
関連記事
- ドコモ、09年度端末販売見通しは2%減・1970万台 営業益は横ばい
ドコモの08年度端末販売は21.8%減の2013万台に。山田社長は「もっと落ちると思った」が、春商戦で持ち直した。09年度目標は1970万台と、微減ながら2000万台を割り込む見通しだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.