みんなで年表作れる「Histy」
自分史などの年表を作成できる「Histy」というサービスがある。SNS機能を備え、ユーザー同士で交流したり、複数人で1つの年表を作ることも可能だ。
専用フォームに年代やできごとを入力するだけで年表を作成できる「Histy」というサービスを、ネットベンチャーのスマイルメディア(神奈川県大和市)が運営している。ユーザー同士で交流するSNS機能も備え、複数人で年表を共同制作することも可能。7月に追加する有料サービスを利用すれば、年表をCSV形式でダウンロードしたり、印刷することもできる。
年表は、年代とタイトル、できごと、画像を、専用フォームに入力して作成する仕組み。「0歳」「1歳」といった年齢をタイトルにした「自分史年表」や、有名人の年表、製品シリーズの開発年表、社史などの作成が可能だ。作った年表は、「ネット全体に公開」「Histyユーザーにのみ公開」など公開範囲を設定して公開できる。
閲覧時は、入力した年代とタイトルが一覧表示され、クリックでできごとや画像が表示される。ほかのユーザーの自分の年表を比較したり、コミュニティー機能を利用し、複数のユーザーで特定のテーマについての年表を作ることも可能。ほかのユーザーをお気に入り登録したり、メッセージ交換するSNS機能も備えた。
7月に追加する有料サービスは、個人向けと法人向けの2種類。個人向けは月額525円で、年表の印刷や、CSV形式での入出力などに対応した。法人向けは、初期費用、年間維持費用とも5万2500円で、企業の専用ページを作成したり、社史をサイト内の目立つ位置に掲載したり、年表をブログパーツ化し、会社の公式ブログなどに貼り付けられる機能を提供する。
自分史を記録した自費出版の書籍やビデオなどがシニア層の間で盛り上がっていることなどからヒントを得て開発し、1月にスタートした。現在の会員数は数百人で、今後1年間で無料会員数10万人、個人有料会員数1000人、法人有料会員数100社を目指す。「年表のWikipediaになりたい」と、同社の高橋誠社長は意気込んでいる。
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