IBM、クラウドサービス「IBM Smart Business」を発表
IBM Smart Businessでは、企業がソフトの開発・テストなどをIBMのクラウド上で実行できる。
米IBMは6月16日、企業向けのクラウドサービス「IBM Smart Business」を立ち上げた。
IBM Smart Businessは、企業がソフトの開発・テスト、デスクトップ・デバイス管理、コラボレーションといった特定のタスクをIBMのクラウド上で実行できるようにするためのサービス。
同サービスでは、顧客は以下の3つのクラウドモデルから選択できる。
- IBMのクラウド上で動く標準的なSmart Businessサービス
- IBMが構築したファイアウォール内で動く、(IBMあるいは顧客が運営する)非公開のSmart Businessクラウドサービス
- ワークロード最適化システム「IBM CloudBurst」。顧客は統合済みのハードとソフトを使って、独自のクラウドを構築できる
いずれのモデルもIBMのサービス管理システム(IT版の航空管制システムのようなもの)を使って、プロビジョニングやモニタリング、アクセス管理、セキュリティを自動化しているという。
IBMはSmart Businessサービスの第一弾として、ソフトの開発・テスト、仮想デスクトップの2つの分野に最適化したクラウドサービスを提供する。
ソフトの開発・テスト向けには、IBMのクラウドをアプリケーションライフサイクル管理に使える「Smart Business Development & Test on the IBM Cloud」(プレビュー版)、ファイアウォール内にある非公開クラウドサービス「IBM Smart Business Test Cloud」、「IBM CloudBurst」の3つの選択肢を提供する。
仮想デスクトップ向けには、公開クラウド上で仮想デスクトップを提供する「IBM Smart Business Desktop on the IBM Cloud」(プレビュー版)と、顧客のインフラ上で仮想デスクトップを提供する「IBM Smart Business Desktop Cloud」の2つの選択肢を提供する。
ソフト開発・テスト、仮想デスクトップ向けの非公開クラウドサービスは16日に提供を開始。IBM CloudBurstは「WebSphere CloudBurst」アプライアンスの一部として19日に出荷開始される。
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