日本サイワールドは、韓国最大のSNS「Cyworld」日本版「サイワールド」を8月21日に終了する。親会社の韓国SK Communicationsの意向で終了を決めたという。会員数は10万人。
サイワールドは2005年にスタート。「ホムピィ」と呼ばれる個人ページを、仮想通貨「どんぐり」で購入したデジタルアイテムで装飾できるといった特徴がある。
当初は幅広いユーザーを対象にしていたが、昨年リニューアルし、韓国に関心があるユーザーに特化したコミュニティーに転換していた。
新規登録の受け付けは終了しており、アバターやスキンなどのアイテム販売も6月22日に終了する。8月22日〜9月20日まで、投稿したテキスト・画像をダウンロードできるほか、仮想通貨の払い戻し申請を受け付ける。
サービス終了に向けた準備として5月26日に実施したサーバメンテナンス以降、ページの表示に時間がかかったり、一部の機能が使えないなどの障害が発生していたが、すでにサーバを韓国に移したため、今後も改善は見込めないという。
同社は「存続に向けての応援や心遣い、叱責などたくさんのメッセージを頂戴いたしましたが、力不足のためにお応えできず、大変に心苦しい気持ちでいっぱい。多数の不具合が残ったままの終了となってしまうことを心よりお詫び申し上げる」としている。
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