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エプソン、中小型液晶事業の一部をソニーに無償譲渡
選択と集中を進めるエプソンがアモルファスシリコンTFT液晶関連事業をソニーに無償譲渡することで正式契約。ソニーは中小型液晶事業を強化する。
セイコーエプソンとソニーは6月30日、高温ポリシリコンを除くエプソンの中小型TFT液晶ディスプレイ事業をソニーに無償譲渡する契約を結んだと発表した。ソニーはエプソンの資産を活用し、中小型液晶事業を強化する。
無償譲渡の対象は、エプソンイメージングが持つ中小型アモルファスシリコンTFT液晶関連事業。年内に営業機能をソニーに移管し、来年4月1日付けで関連知的財産やエプソンイメージングの生産設備などをソニーグループに譲渡する。
ソニーは従来の低温ポリシリコンTFT液晶に、エプソンのアモルファスシリコンTFT液晶技術と生産設備を加えることで携帯機器向け液晶事業を強化する。エプソンは事業の選択と集中を進めており、プロジェクターに使われる高温ポリシリコンTFTは残す。
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