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個人情報を盗むマルウェア、Pandaの対策7カ条
銀行情報やクレジットカード番号を盗み出すマルウェアが急増。被害に遭わないための7項目の対策をPandaLabsが紹介している。
セキュリティ企業のPanda Securityは8月20日にまとめた統計で、個人情報を盗み出すマルウェアの影響を受けたユーザーの数が、前年同期比で600%の大幅増になったと発表した。
同社の研究部門PandaLabsのブログによると、2009年1月〜7月にかけて新たに見つかったマルウェアは1100万件、1日当たりに換算すると3万7000件に上り、その大部分を個人の銀行情報やクレジットカード番号、パスワードなどを盗み出すトロイの木馬が占めている。
ユーザー全体の約3%が、こうしたマルウェアの被害に遭っているとPandaLabsは推計。しかし最近のマルウェアは感染しても気付きにくいため、手遅れになるケースが多いという。
個人情報盗難の被害に遭うのを防ぐため、同社は以下の対策を奨励している。
- 銀行や決済サービスを装って個人情報を聞き出そうとするメールに注意する
- 銀行などのサイトにアクセスする際は、ブラウザにURLを直接入力する
- クリックした後に不審なURLに切り替わっていないことを確認する
- サイトのセキュリティ証明書を確認する(通常はブラウザに鍵のマークのアイコンが表示される)
- コンピュータにセキュリティソフトを導入する
- 銀行や通販サイトなどで不審を感じたら個人情報を入力しない
- 銀行や通販などのネットサービスを頻繁に使うユーザーは、詐欺に遭った場合に備えて保険に加入する
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