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「Snow Leopard」で古いFlashに後戻り、Sophosが報告
たとえユーザーが自分でFlashを最新バージョンに更新していたとしても、Snow Leopardを導入すると古いバージョンに戻ってしまうという。
セキュリティ企業Sophosの研究者は9月2日のブログで、米AppleのMac OS X最新版「Snow Leopard」に古いバージョンのAdobe Flashが同梱されていることが分かったと伝えた。たとえユーザーが自分でFlashを最新バージョンに更新していたとしても、Snow Leopardを導入すると古いバージョンに戻ってしまうという。
Mac版Flash Playerの最新版はバージョン10.0.32.18。しかしSophosのグラハム・クルーリー氏によれば、Snow Leopardをインストールすると、脆弱性が解消されていないFlash Player 10.0.23.1に後戻りしてしまう。しかもユーザーにはそのことについて何の告知もないため、知らないうちにFlashの脆弱性を突いた攻撃にさらされる恐れがある。
Snow Leopardにアップグレードしたユーザーは、Flashが最新バージョンの10.0.32.18になっているかどうか確認し、最新になっていない場合は直ちにAdobeのサイトから入手した方がいいとクルーリー氏は促している。
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