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設定をいじるマルウェア出現、タスクマネージャが不能に
「QTaskMgr-1」というトロイの木馬に感染すると、タスクマネージャやWindows Updateが使えなくなってしまう。
セキュリティ企業の米McAfeeは、Windowsのレジストリを変更してタスクマネージャなどを使えなくしてしまうトロイの木馬が見つかったとブログで報告した。
それによると、このトロイの木馬「QTaskMgr-1」に感染すると、タスクマネージャやWindows Update、Internet Explorer(IE)のツールバーが使えなくなり、パスワードを変更することもできなくなる。
「Ctrl+Alt+Del」キーで画面を表示させると、「コンピュータのロック」「パスワード変更」「タスクマネージャ」などのボタンがクリックできない状態になっているという。
マルウェアの中には、IEのセキュリティレベルを低下させたりシステムファイルを削除したりDNS設定を変更するなどさまざまなやり方でコンピュータのセキュリティを手薄にさせようとするものがあるとMcAfeeは言い、ユーザーに注意を促している。
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