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雑誌を無償でデジタル化 凸版が出版社向けに
凸版印刷は、雑誌を無償でデジタル化し、電子雑誌販売サイトなどに配信する出版社向けサービスを始める。出版社の負担を減らしてデジタル配信を推進。販売収益の一部を受け取る。
凸版印刷は9月29日、雑誌を無償でデジタル化し、電子雑誌販売サイトなどに配信する出版社向けサービス「MAGABANK」を10月1日に始めると発表した。出版社の負担を減らしてデジタル配信を推進。販売収益の一部を受け取る。
出版社が指定した雑誌を無償でデジタル化し、「日経テレコン21」(日本経済新聞デジタルメディア)、「Fujisan Digital」(富士山マガジンサービス)に配信するほか、雑誌立ち読みサービス「デジ×マガ」(NTTコミュニケーションズ)と連携してプロモーションも行う。
収益管理も無償で行い、販売で得た収益は、出版社と凸版でシェアする。
配信先ごとの契約やデジタルデータ化、収益管理の負担がないため、デジタル雑誌に参入しやすくなるとしている。
今後は配信先として、スマートフォンや電子書籍専用端末、デジタルサイネージなどを開拓。読者のライフスタイルに合わせた雑誌の読み方を提案していくとしている。
今年度中に出版社30社の採用と、2年間で10億円の売り上げを目指す。
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