楽天は9月30日、タイ最大のECサイトを運営するTARAD Dot Comの発行済み株式の67%を取得して子会社化し、タイのEC事業に参入すると発表した。
TARAD Dot Comは1999年設立で、従業員数は43人。約16万店が出店するショッピングモール型ECサイト「TARAD.com」を運営し、200万会員が利用しているという。
今後、TARAD Dot Comに楽天の事業運営ノウハウや経営スタイルを導入。楽天市場の機能やサービスを来年初めから、TARAD.comに取り入れる。CEOを含む3人も楽天から派遣する。
楽天の海外展開は、昨年の台湾参入に次ぐ2件目。欧州進出も計画している。
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