KDDIは10月1日、家庭用テレビ向けセットトップボックス(STB)「au BOX」の新規受け付けを、31日に終了すると発表した。初期生産分が終了したため。今後については「検討中」(同社広報部)としている。既存ユーザー向けサービスは引き続き利用できる。
au BOXは、au携帯電話契約者専用のレンタルSTBで、月額315円で利用できる。コンテンツ配信サービス「LISMO」の動画や楽曲を購入して携帯に転送できるほか、単体でもDVD/CDプレーヤーとして利用でき、CDをリッピングして携帯に転送することも可能だ。
LISMOを通じたコンテンツ販売を拡大する狙いで昨年末に投入。出荷数は同社の想定を上回るペースで伸び、6月に29万台を突破した。ユーザー宅を訪問し、au BOXをネット接続する有料サービスも展開していた。
FTTHサービス「ひかりone」契約者向けに提供中のau BOXは、引き続き提供を続ける。
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