ニュース
「ATOK」はiPhoneやAndroidに対応へ Google参入は「歓迎」
ジャストシステムが「ATOK」のiPhone版やAndroid版、Chrome OS版を計画している。「Webで完結するATOK」も開発するという。
「ATOK」にiPhone版やAndroid版、Chrome OS版も――ジャストシステムは12月8日、日本語入力システム「ATOK」をさまざまなプラットフォームに展開していく方針を明らかにした。「Webで完結するATOK」の開発も検討しているという。
ATOKはこれまで、Windows版やMac版といったPC向けに加え、携帯電話やゲーム機など組み込み版、新聞社など法人向け校正・入力ソリューションを展開してきた。今後は、iPhoneやAndroid、Chrome OSといった新しいプラットフォームに対応する。
「ローカル、Web関係なく利用できるATOK」(同社コンシューマ事業部企画部の佐藤洋之さん)が目標で、変換エンジンはローカルに残し、辞書をネット上に置くハイブリッド型や、変換エンジンと辞書をWeb上に置く「Webだけで完結するATOK」の開発を検討。クラウド型の法人向けソリューションも展開する。それぞれ、詳細やリリース予定日は明らかにしなかったが「みなさんの想像より早い段階で投入する」という。
Google日本法人が公開した「Google日本語入力」について佐藤さんは、「ATOKの競争相手はマイクロソフトやアップルの無料IME。GoogleのIMEも無料という意味で同じだ。新しい取り組みで日本語入力への注目が集まり、ウェルカムだ」と歓迎した。
関連記事
- 「Google日本語入力」開発者が語る、その狙い
大きな反響を呼んでいる「Google日本語入力」。そこには「IMEはWebアプリケーションの重要なコンポーネントの1つだ」というWeb企業・Googleらしい認識と理想が込められている。開発者が狙いを語った。 - 「英語入力もATOKで」――JUST Suite新版、2月発売
「ATOK」や「一太郎」を含む「JUST Suite」新版が来年2月に発売される。新ATOKは英語の入力支援機能付き。ローマ字を入力するたびに候補となる単語を表示したり、スペルチェック機能を利用できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.