KDDIウェブコミュニケーションズ、レンタルサーバにGoogle Apps連携機能
KDDIウェブコミュニケーションズは、共有レンタルサーバで簡単にGoogle Appsを利用できる機能を追加。中小企業のIT活用を支援する。
KDDIウェブコミュニケーションズは1月13日、共用レンタルサーバサービスにオンラインオフィススイート「Google Apps Premier Edition」との連携機能を追加したと発表した。Google Appsアカウント1つを追加費用なしで提供し、Google Appsのアプリケーションを利用できる。
連携機能を追加したのは法人向けホスティング「CPI」の共用サーバレンタルプラン「シェアードプラン Zシリーズ」。メールやウイルスチェック機能、CMSなどを備え、マルチドメインにも対応する。
Google AppsとAPI連携し、管理画面でメールアドレスやGoogle Appsのアカウントを登録すれば、利用のための設定を自動で行う。サーバに届いたメールをGmailに自動転送するなどの機能も備えた。
「Googleはサーバを全世界に置き、仮想化しているため情報を快適に共有できる」(同社の山瀬明宏社長)としてGoogle Appsをサービスに採用。インタフェースやサービスの利用しやすさも理由に挙げた。
ターゲットは中小企業だ。同社は主に中小企業向けにホスティングサービスを展開してきたが、「メールの設定でつまづく企業も多い。2010年はクラウドが日本市場で本格化する年と言われているが、ITの知識が足りない企業も多く、活用には大きな壁がある」(同社のSMB事業本部 高畑哲平事業本部長)という。設定を簡単にした新サービスで、中小企業のIT活用を支援していく考えだ。
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