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「ハトミミ.com」内閣府ドメインでスタート 同名の風刺サイトも
行政に対する国民の意見を募集する「ハトミミ.com」が内閣府のドメインでスタートした。「ハトミミ.com」ドメインでは、同名の政治風刺サイトを個人が運営している。
内閣府の行政刷新会議事務局は1月18日、行政に関する国民の意見を受け付けるサイト「ハトミミ.com」を、内閣府ドメイン「cao.go.jp」下でスタートした。予算や国の制度などに関する意見を専用フォームで受け付け、行政刷新会議の議論に反映させる。
ハトミミ.comという名称ながら、「hatomimi.com」「ハトミミ.com」などのドメインにしなかったのは、「政府のガイドラインで、政府関連サイトには『.go.jp』ドメインを利用することが義務付けられているため」という。「hatomimi.go.jp」のドメインは取得済みで、投稿フォームに使っている。
サイトは、インターネットイニシアティブ(IIJ)が自社のクラウドサービス「IIJ GIO」で構築。受注からサイトオープンまで3週間と短かく、多くのアクセスが予想されることから、短期間でシステム構築でき、アクセスが集中した場合にも柔軟に拡張できるクラウドサービスを採用したという。
昨年12月には、サイトの構想を知った個人が日本語ドメイン「ハトミミ.com」を取得し、同名のサイトを開設。投稿フォームで“国民の声”を募集し、集まった意見をサイトで公開している。鳩山政権を風刺した4コマ漫画も掲載しているほか、「@hatomimicom」というアカウントでTwitterで今後の運営方針などをつぶやいている。
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