セブン&アイ・ホールディングスは3月2日、タワーレコードに資本参加すると発表した。音楽ソフトに強いタワーのノウハウを活用し、CD・DVD販売を拡大するなど、エンターテインメント分野を強化する。
シティグループなど既存株主からタワー発行済み株式の21.58%分を取得し、持分法適用会社化する。セブン&アイの保有比率は、NTTドコモに次ぐ第2位。
タワーが持つブランド力、集客力をセブン&アイの店舗ネットワークと組み合わせ、音楽ソフトの販売拡大を図っていく。セブン&アイが持分法適用会社化したぴあのノウハウも活用し、ライブとパッケージソフトの連携なども進める。ネット分野でも協力体制を構築する。
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