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IE9のプレビュー第2版リリース 性能や標準サポート向上
最初のプレビュー版と比べ、第2版はJavaScriptベンチマークテストや標準準拠テストの結果が向上している。HTML5のvideoタグサポートは第3版で盛り込む予定だ。
米Microsoftは5月5日、Internet Explorer(IE)9の開発者向けプレビュー版第2版をリリースした。3月に公開した最初のプレビュー版と比べ、第2版はパフォーマンスや標準サポート、HTML5のハードウェアアクセラレーションが改善されている。
第2版は最初のプレビュー版と比べてJavaScriptエンジンが高速化し、Web標準への準拠度を測るAcid3テストのスコアも100点満点中55点から68点に改善している。また新機能として、IEの診断情報を表示する「Console」タブや、さまざまなユーザーエージェント文字列をテストできる「Change User Agent String」などが加わっている。
プレビュー版はIETestDriveサイトからダウンロードできる(ただし、プレビュー版はプラットフォームのコア部分に軽量フレームを載せたテスト用のものであり、セキュリティ機能もないため、日常的に使うものではないとMicrosoftは注意を促している)。
約8週間後にリリース予定のプレビュー第3版では、HTML5のvideoタグサポートを盛り込む予定。HTML5のVideoタグを使った動画再生はH.264フォーマットのみをサポートするという。
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