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任天堂、米国でマジコン業者を提訴

被告は任天堂から繰り返し警告を受けたにもかかわらず、マジコン販売を続けていたという。

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 任天堂の米国法人は5月14日、海賊版DSソフトをプレイできるようにする「マジコン」と呼ばれるツールを取り扱っている米国の業者を提訴したことを明らかにした。

 任天堂は11日に、マジコン販売サイトを運営するNXPGAMEを相手取り、ワシントンの連邦地裁で訴訟を起こした。同社によると、被告に電話や書簡で何度か警告したが、被告はそのたびにサイトを閉鎖しては新たなサイトを立ち上げていた。繰り返し警告したにもかかわらず、被告がマジコンの販売を続けているため、訴訟に踏み切ったという。

 任天堂は2009年に米国の同様の訴訟で、マジコンがデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に違反しており、任天堂の知的財産を侵害しているとの判決と、業者に対するマジコン販売停止命令を勝ち取っている。

 同社は各国でマジコン業者に対する訴訟を起こしている。日本ではマジコンの販売を差し止める裁判所命令が下されているが、フランスとスペインの裁判所は、マジコンには合法的な用途もあるため販売差し止めはできないとの判決を下している

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