日本語の電子書籍を無料で投稿・共有できるサイト「ePubs.jp」が5月19日、オープンした。小規模の出版社やアマチュアクリエイターをユーザーとして想定している。
海外向けECサイトを企画・運営するシナジー・ソフトウェア(東京都千代田区)が開設。ユーザー登録をすれば、DRM保護されていないEPUB形式の電子書籍を公開できる。
EPUBは、Appleの電子書籍ストア「iBooks」も採用している電子書籍の標準フォーマット。同サイトに投稿された電子書籍は、iPhoneやAndroidといったスマートフォンやWebブラウザから読むことができる。
Webブラウザは、EPUBプラグインをインストールしたFirefoxのみ対応。今後は対応ブラウザを増やすほか、ユーザーが書籍をどこまで読んだかを記録するしおり機能の搭載や、各電子書籍リーダーに合わせた検索機能と一覧表示用インタフェースの開発、外部の課金サーバとの連携を予定している。
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