7月24日から静岡市で公開される高さ18メートルの実物大ガンダム。組み立て作業はほぼ終了し、右手に持つビームサーベルなどの演出の調整や、オフィシャルグッズなどを販売する会場の設営作業が急ピッチで進んでいる。
静岡ガンダムの目玉の1つは、実際に輝くビームサーベル。「お台場ガンダムとは違う何か新しいものをやろうと思った」と、新たにサーベルと、サーベルを持つ右手首を制作した。サーベル部分はパール塗装され、日中は太陽光を受けて輝く。夜間の演出では塗装がスクリーンになり、サーベル先端の箱内から投射する光を受け、アニメのビームサーベルのように光が揺らめくようになっている。
ビームサーベルやライトアップなど、夜間の演出は調整段階。富野由悠季監督が3分近いコンテを描き、これに基づきブラッシュアップを続けている。富野監督も現場を訪れ、随時チェックしているという。
ちなみにお台場ガンダムは「ロールアウト直後」という設定。静岡ガンダムは「ジャブローの前後。もうちょっと汚れるかと思ったが、ガンダリウム合金というか、未来の塗装はあまり汚れない」という想像をふくらませる。静岡での展示後にガンダムをどうするかは決まっていないが、設定上は「これから宇宙(そら)へ」となりそうだ。
実物大ガンダムは、静岡市が主催するイベント「模型の世界首都・静岡ホビーフェア」の目玉として7月24日〜来年1月10日まで公開。JR東静岡駅前(同市葵区)の会場では、展示と同じくビームサーベルを持つ会場限定プラモキット(1800円)や、「静岡にガンダムを見に行ってきましたカスタードケーキ」(1000円)など限定商品を販売する。
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