Android、第2四半期の米スマートフォン市場で首位に――米NPD調べ
NPDの調査では、複数メーカーが端末を販売しているAndroidが、BlackBerryを抜いて首位になった。
米調査会社のNPD Groupは8月4日(現地時間)、第2四半期(4〜6月期)の米スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。消費者向けの販売台数ベースで、米GoogleのOSであるAndroidを搭載した端末が初めて首位に立った。BlackBerryが首位を譲るのは、NPDが2007年第4四半期に同調査を開始して以来、初めてのことだ。
同社が発表した第2四半期中に販売されたスマートフォンのOS別シェアでは、首位のAndroidが33%とほぼ全体の3分の1を占め、カナダのResearch In Motion(RIM)のBlackBerryは28%で2位、米AppleのiPhoneは22%で3位だった。前期はそれぞれ、28%、36%、21%だった。
同四半期には複数のメーカーからAndroid端末が販売されている。Android端末として最も売れたのは米Motorolaの「DROID」で、台湾のHTC製「DROID Incredible」「EVO 4G」「Hero」「DROID Eris」と続く。Appleの新端末「iPhone 4」が発売されたのは同四半期末の6月24日だった。
NPDのアナリスト、ロス・ルービン氏はRIMが3日に発表した新OSと新端末について「BlackBerry 6にはAndroidで人気の静電容量式のタッチスクリーンやWebKitベースのWebブラウザなどの機能が備わってはいるが、BlackBerry Torch 9800にはAndroidの強みである大型ディスプレイが欠けている」と分析している。
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