鈴木裕さんが語る「シェンムー街」 藤岡弘、さんも応援
ゲームクリエイターの鈴木裕さんが社長を務めるYS NETと、セガ、サン電子の3社は11月15日、「モバゲータウン」「Yahoo!モバゲー」向けに、ゲーム「シェンムー」シリーズの新作「シェンムー街」の試験配信をスタートした。オリジナルの「シェンムー第一章 横須賀」の外伝という位置づけで、「オリジナルで描けなかったストーリーを入れていけたら」と鈴木さんは意気込む。
YS NETがゲーム開発、サン電子配信と運営、セガが監修を手がけるソーシャルゲームで、基本プレイは無料のアイテム課金制だ。横須賀を舞台に、オリジナル版の主人公・芭月涼(はづき りょう)の道場の門下生となり、ゲームを進めていく。
序盤のプレイの基本は街の「探索」。探索した先で人と会って話したり、イベントに遭遇したり、バトルが起きたり、「功夫」(クンフー)の技を身につけたりする。ゲームが進むにつれて選べるメニューは増えていき、お金を稼いだり、自分の道場を持って門下生を育成していったり、「ゲームセンターYOU」を経営したり――といったことも可能になる。
ライトユーザーにも遊びやすいよう操作を簡単にし、「ケータイの真ん中のボタンと上下のボタンぐらいで」プレイできるようにした。同じエリアで“探索”している人にメッセージを送ったり、ユーザー同士で試合をしたり、道場に門下生としてほかのユーザーを勧誘するなどソーシャルな機能も。「SNSという新しい可能性、メディアの中で、新しいシェンムーを描きたい」と鈴木さんは意気込む。
オリジナルのシェンムーは、ドリームキャスト向けアドベンチャーゲーム。「第一章 横須賀」は1999年、「II」は01年に発売され、自由度の高さや現実に似せた作り込みなどが高く評価され、今でも続編を望む声がある伝説的な作品だ。
「ストーリーは11章ぐらいまで作っている」(鈴木さん)が、これまで続編が出なかったこともあり、「シェンムー街」へのファンの期待は高いようだ。事前登録したユーザー向けに15日から試験配信を始めたところ、予想以上のユーザーが殺到してサービスが一時停止したという。正式サービスは「今冬」スタート予定だ。
記者発表会には、オリジナルで主人公の父・芭月巌の声を演じた俳優の藤岡弘、さんが登場。携帯電話向けゲームを通じ、シェンムーが描く日本の武道のすばらしさが子どもたちに浸透すると期待を語り、「日本の子どもたちが、日本のすばらしい財産を学んでいくのはとてつもなく大きい。ゲームを通じて武道の倫理などを世界に発信できるのではないか」とエールを送った。
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