宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月18日、金星探査機「あかつき」の金星周回軌道への投入を12月7日朝に行うと発表した。
同日午前8時49分00秒(日本時間)から軌道制御エンジンを噴射して減速。同9時1分00秒には噴射を終了し、姿勢変更を経て同日午後9時ごろには周回軌道を決定する予定。1周約30時間の楕円軌道を周回しながら2年かけて金星を調べる。
周回軌道投入は最大の山場だ。あかつきの打ち上げ時重量のほぼ半分を減速用の燃料が占めており、噴射による減速のチャンスは1回きり。成功すれば、日本の探査機の惑星周回軌道への投入は初となる。
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