クーポン共同購入サイトGrouponが、Googleからの60億ドルの買収提案を拒否したと、Bloombergが伝えている。
Bloombergは事情筋の話として、Grouponの創設者でCEOのアンドリュー・メイソン氏が、Google傘下に入った際の戦略的な方向性について懸念を持ったと報じている。同氏はまた、顧客や従業員との関係がどうなるかについても懸念していたという。Grouponは来年、株式公開するかどうかを決定する予定だ。両社の意見の相違が解消されれば、買収交渉が再開される可能性もあるという。
GoogleがGroupon買収に乗り出したとのニュースは11月後半から報じられており、一時は合意が近いとも伝えられていた。急成長するクーポン共同購入サイトには大手企業も注目しており、最近ではAmazonがクーポン共同購入サイトのLivingSocialに出資している。
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