Google日本法人は12月16日、「Google日本語入力」の正式版をリリースした。最初の公開から1年でβ版を“卒業”することになった。
正式版としてバージョン「1.0.556.0」(Windows版)、「1.0.556.1」(Mac OS版)が公開された。開発版、オープンソース版もバージョン1になった。
Google日本語入力は、Web上でよく使われる語彙を豊富に搭載した単語辞書が特徴。サジェスト入力や顔文字変換、計算機機能なども備えている。
リリース時から変換精度や動作速度、安定性、アプリケーションとの相性などの改善に取り組んできた。動作速度は、特にWindows版では辞書をメモリ上に置いたり、実装方法を変更するなどして劇的に改善しているという。
開発チームは「またまだ足りていない機能は残っていますし、まだお見せできていない新しいコンセプトの機能を早く紹介したいとも考えています」と、今後も開発を続けていくことを約束している。
関連記事
- 「Google日本語入力」開発者が語る、その狙い
大きな反響を呼んでいる「Google日本語入力」。そこには「IMEはWebアプリケーションの重要なコンポーネントの1つだ」というWeb企業・Googleらしい認識と理想が込められている。開発者が狙いを語った。 - Google日本語入力、ATOK/ことえり辞書のインポートが可能に
Google日本語入力β版がアップデートされ、ATOK/ことえりのユーザー辞書をインポートできるようになった。 - “ドラムキーボード”に通じる、Googleが考える“最高の日本語入力”とは
エイプリルフールに話題になったGoogleのドラムセット型キーボード。アイデアが生まれた経緯と同社が目指す“究極の日本語入力”について聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.