Groupon、オーストラリアの類似サービスを提訴
Grouponが、Groupon.com.auのドメインを所有する類似サービスを「ドメイン不法占拠」として提訴した。
米Grouponは1月4日、オーストラリアのクーポン共同購入サイトScooponを提訴したことを明らかにした。
GrouponはScooponを訴えた理由について、ScooponがオーストラリアでGroupon.com.auのドメイン名とGroupon Pty Limitedの社名を取得し、Grouponの商標を登録しようとしているためだと説明している。同社はこの行為を「古典的なドメイン不法占拠」と考えている。ドメインを押さえられているため、同社がオーストラリアに進出するのが困難になっていたという。
「Grouponが国際的に知られるようになるにつれて、世界中のドメイン不法占拠者が自国のGrouponドメインを買い始めた。われわれはいずれ、それをとんでもない価格で購入しなければならないだろう」(Groupon)
Grouponは、28万6000ドルでGroupon.com.auのドメインと商標を買い取ることをScoopon創業者に提案した。創業者は一度はその案を受け入れたが、その後心変わりして、Scoopon全体の買収を要求したという。そのため訴訟を起こすしか選択肢がなかったとGrouponは述べている。
訴訟は1年以上かかる可能性があるため、Grouponはオーストラリアで暫定的に「Stardeals」という名称でサービスを開始する予定だとしている。同社はFacebookにファンページ「Groupon in Australia」を設け、Scoopon創業者に28万6000ドルのドメイン買取案を受け入れるよう促してほしいとネットユーザーに呼びかけている。
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