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コンピュータ対人間のクイズ対決、1回戦は同点
IBMのコンピュータ「Watson」とクイズチャンピオンが人気クイズ番組「Jeopardy!」で対決。初日は同点で終わった。
米IBMのコンピュータ「Watson」と人間のクイズ対決が始まった。3日にわたる対戦の初戦は同点に終わった。
Watsonは2月14日、人気クイズ番組「Jeopardy!」でクイズ王ブラッド・ラッター氏、ケン・ジェニングス氏と対戦した。1日目の成績はWatsonとラッター氏がそれぞれ5000ドル獲得、ジェニングス氏が2000ドルだった。Watsonはビートルズの曲や文学作品の登場人物などに関する質問に答えたが、Olympic Oddities(オリンピックに関する変わった出来事)の分野ではうまく答えられなかったという。
Watsonは、IBM創設者トーマス・J・ワトソン氏にちなんで命名されたコンピュータ。「迅速かつ正確に自然言語での質問に正解する」という人間の能力に対抗することを目指して開発された。1月に行われたJeopardy!の練習ラウンドではクイズ王に勝利している。
Watson対クイズ王の対決は16日まで行われ、Watsonが獲得した賞金は全額、クイズ王の賞金は半額が寄付される。
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