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海江田経産相、大規模停電回避へ節電呼びかけ
電気の需要が急増する月曜日以降の大規模停電を回避するため、海江田万里経済産業相が産業界と一般家庭の節電を呼びかけ。夜間のネオンなども自粛するよう求めている。
海江田万里経済産業相は3月13日、東北地方太平洋沖地震の影響で東京電力と東北電力の電力供給設備に大きな被害が出ているとして、「予測不能な大規模停電を回避するには需要抑制で対応するしかない」と産業界、一般家庭の節電を呼びかけた。
工場の操業など、経済活動が活発化する月曜日以降の想定需要に対し、供給力は地震被害で低下しているため大幅に不足する見通し。東京電力・東北電力管内で大規模な停電が起きる可能性がある。
日本経団連、日本商工会議所に対し、設備や業務用暖房などで最大限の需要抑制を要請。また夜間に電力需給がひっ迫する恐れがあるとして、ネオンなどの自粛も呼びかけたほか、一般家庭に対しても不要な電気機器の使用をやめるなど。極力節電するよう呼びかけた。
だが節電努力でも「相当量の不足」が生じる場合、東京電力、東北電力の管内で、地域ごとに順番に停電する「輪番停電」を行う可能性があるとした。
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東北地方太平洋沖地震の影響で電気の供給能力が不足するおそれがあるため、東京電力は、不要な照明や電気機器の使用を控えるなど節電を呼びかけている。
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