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W3C、P2Pのビデオコミュニケーションを可能にするAPI策定へ

W3Cが、サーバを介さない音声・動画でのリアルタイムコミュニケーションを実現するAPIを開発するためのワーキンググループを立ち上げた。

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 Web標準化団体のWorld Wide Web Consortium(W3C)は5月5日(現地時間)、サーバを介さないP2Pコミュニケーションを可能にするクライアントサイドのAPIを策定するワーキンググループ「Web Real-Time Communications Working Group」を立ち上げた。

 同ワーキンググループの憲章(Charter)によると、これらのAPIによって、サーバを介さずに音声や動画によるリアルタイムのコミュニケーションが可能なアプリケーションを構築できるようにするという。これらのアプリケーションはプラグインなどを必要とせず、Webブラウザで稼働する。

 最初のドラフトは2011年第3四半期(7〜9月)に完成させ、最終版は2013年第1四半期(1〜3月)にリリースする計画だ。同ワーキンググループの議長(Initial Chair)は米GoogleでTech Leadを務めるハラルド・アルベストランド氏とスウェーデンのEricssonでマネジャーを務めるステファン・ハカンソン氏。

 P2Pでのチャット機能としては、ノルウェーのOpera Softwareが同社のWebブラウザの機能「Opera Unite」で実現している。

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W3C | Opera Unite | P2P | リアルタイム | チャット | Web標準


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