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電力使用制限、9月9日に終了 需給バランス改善で前倒し
今夏の電力不足を受けて東京電力・東北電力管内で発動していた大口需要家の電力使用制限は、2週間前倒しして9月9日までに終了する。
経済産業省は8月30日、今夏の電力不足を受けて東京電力・東北電力管内で発動していた電気事業法27条に基づく大口需要家の電力使用制限について、9月9日までに終了すると発表した。需給バランスが改善しているため、当初は22日だった終了予定を前倒しする。
ただ、9月中旬以降に残暑が戻る可能性もあることから、使用制限解除後も15%の節電目標は努力目標として残す。
東日本大震災で被災した青森、岩手、宮城、福島、新潟、茨城、栃木、千葉の8県と、7月の新潟・福島豪雨の被災地は、2日で終了する。それ以外の東京電力管内では9日で使用制限を打ち切る。
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