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「カレログ」新バージョンはスパイウェア認定を留保 McAfeeは懸念伝える

Androidアプリ「カレログ」について、同アプリをスパイウェアと認定したMcAfeeは、バージョンアップ版についてはスパイウェア認定を見送った。ただ、開発元には懸念点を伝えたという。

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 Androidアプリ「カレログ」をめぐる問題で、同アプリをスパイウェアと認定したMcAfeeは、バージョンアップ版についてはスパイウェア認定を見送ったという。同アプリを開発する「マニュスクリプト」(東京都中野区)が明らかにした。

 同社によると、バージョン1.0.0はスパイウェア「Android/Logkare.A」としてウイルス対策ソフトが検出するが、改良版のバージョン1.0.2とバージョン1.1.0は検出しないという。ただMcAfeeは、今後同アプリを第三者が悪用する事態が起きた場合は、改良版もスパイウェアとして検出する可能性があるとしている。

 McAfeeは改良版について、(1)インストールされたユーザーの位置情報、バッテリー情報、インストールされたアプリ一覧が第三者である同社も収集できる仕様になっている、(2)だが同社による情報収集について端末所有者の同意を得るプロセスが存在しておらず、同意なく情報を収集している状態になっている、(3)各情報の送信を端末所有者が認識・拒否できない──という点を懸念していると同社に伝えたという。

 同社は「こうした審査結果を重く受け止め、問題点を解決し、より安全なアプリケーション&サービスを目指し、バージョンアップ並びにサービス改善を行っていきます」とコメントしている。

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