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ソフトバンクモバイル、下り最大110Mbps「SOFTBANK 4G」 11月に開始
ソフトバンクモバイルは、下り最大110Mbpsの高速通信サービス「SOFTBANK 4G」を11月に開始する。
ソフトバンクモバイルは9月29日、下り最大110Mbpsの高速通信サービス「SOFTBANK 4G」を11月1日に東京、大阪、福岡の一部で開始すると発表した。
ウィルコムが進めていた次世代PHS「XGP」技術を高度化させた「AXGP」を採用。LTE規格の1つ「TD-LTE」と互換性があるという。
第1弾端末となる、下り最大76Mbpsと3Gに対応したモバイルルータを発売するのは来年2月の予定。11月からのサービスは「テスト的なサービスとして限定的に行わう。2月に端末が出てからが本格的な消費者向け展開になる」(孫正義社長)という。
2011年度末に札幌市、さいたま市、千葉市、東京23区、横浜市、川崎市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、福岡市、北九州市と、その周辺地域に拡大。ウィルコムから承継した15万7000局の基地局とソフトバンクモバイルの鉄塔などを活用し、12年度末に全国政令指定都市の人口カバー率99%を目指すとしている。
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