Zynga、HTML5ベースのモバイルゲームと「Project Z」を発表
ソーシャルゲーム大手のZyngaが、独自のゲームプラットフォームと8本の新ゲームを発表した。そのうち3本はHTML5ベースのWebアプリゲームだ。
ソーシャルゲーム大手の米Zyngaは10月11日(現地時間)、サンフランシスコの新社屋で開催したメディア向けイベント「Zynga Unleashed」において、ソーシャルゲームサービス「Project Z」(コードネーム)と数本の新ゲームを発表した。
Zyngaは、米Facebookやmixiなどのソーシャルサービス上で遊べる「ファームビレッジ」やポーカーなどのゲームを提供するソーシャルゲーム大手。1カ月当たりのアクティブユーザー数は約2億3200万人。7月に株式上場を申請した。
ZyngaはProject Zを「Facebook Connectで利用できる新たなソーシャルゲームサービス」と説明する。同じゲームを好きな友達やそのゲームをプレイ中の人と、すぐにゲームをしたいというユーザーの希望をかなえるのがこのサービスの目的という。Facebook Connectを利用するものの、複数のソーシャルサービス上のゲームユーザーを結び付ける独自のソーシャルプラットフォームになるようだ。
Project Zの概要はほとんど明かされていないが、Zyngaは同日、Project Zのスタートに備え、ZyngaのWebサイトで自分の「zTag」を取得するよう呼び掛けた。zTagはProject Zでプレイできるゲームで共通して利用するユーザー名になる。
Project Zは“間もなく”スタートするという。
新ゲームは、Facebook向けの「CastleVille」「Zynga Bingo」「Hidden Chronicles」と、Facebookと米Googleのソーシャルメディアサービス「Google+」でプレイできる「Mafia Wars 2」、米AppleのApp Storeで提供する「Dream Zoo」。
そして、前日Facebookが発表したモバイルゲームプラットフォームで構築したHTML5ベースのWebアプリゲーム、「Zynga Poker Mobile Web」「Words With Friends HTML5」「Farmville Express」だ。これらのWebアプリゲームはFacebookの特設ページで12日からプレイできるようになる。これらのモバイルゲームは、FacebookのiPadアプリからも利用できるようになる見込みだ。
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