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オリンパス第三者委、「現時点では反社会的勢力への資金流出は認めらない」
オリンパス問題で一部報道機関が「反社会的勢力に資金が流れた可能性」を報じたことについて、同社は第三者委員会から「現時点ではそのような事実は認められない」というコメントを受領したと発表した。
オリンパスの損失隠し問題で、一部報道機関が「反社会的勢力に資金が流れた可能性がある」などと報じたことについて、同社は11月21日、第三者委員会から「これまでの事実において、かかる事実は認められていない」というコメントを受領したと発表した。
第三者委は弁護士5人と公認会計士1人で構成し、損失隠し問題について調査をす進めている。コメントは元最高裁判事・元東京高検検事長の甲斐中辰夫弁護士名で出した。
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