検索
ニュース

mixi“ユーザー数”問題、ネットレイティングスが説明 「訪問者数は堅調に推移」

mixi“ユーザー数が激減”などと解釈されたインターネット利用動向調査結果について、ネットレイティングスが見解を公表。改めて集計方法の変更について説明し、訪問者数は堅調に推移しているとした。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 SNS「mixi」の“ユーザー数が激減”などと解釈されたインターネット利用動向調査結果について、調査を実施したネットレイティングスは11月28日、見解を公表した。これまで「利用者数」と呼んできた指標名が一部で誤解を招いたとして「訪問者数」に変更し、その上でmixiの訪問者数の変動は集計処理の変更が理由だと改めて説明。mixiの訪問者数は「実際には堅調に推移していると推測される」という。

photo
過去にさかのぼってmixi訪問者数を集計(黄緑の線)したグラフ=ニュースリリースより

 問題になったのは、同社が発表した10月度のインターネット利用動向調査。一般家庭/職場のPCからのmixi「利用者数」について集計方法を変更したところ、前月の1472万人から838万人に減少したという結果を明らかにした。発表時に同社は集計方法の変更とその詳細を明らかにしていたが、一部で「mixiのユーザー数が激減」と解釈されて伝わったため、ミクシィが「大幅な減少はない」と反論し、ネットレイティングスに対し公式説明を求めていた。

外部サイトからの「イイネ!」ボタン呼び出しURLの排除

 これを受け、ネットレイティングスは改めて集計方法の変更について説明した、具体的には、mixiの「イイネ!」ボタンをmixiサイト外で表示させた際にリクエストされるmixiドメインのURLを集計対象外にした、という。

 同社によると、集計対象のサイトについては、ユーザーが実際にそのサイトを表示させた場合にそのサイトの「利用者」とページビューとしてカウントしている。ただ、調査協力者のPCから送られてくるログに含まれるURLには、アクセスしたページに含まれる画像やアドサーバのURLが混じっている。同社のアルゴリズムでは排除し切れないものがあり、同社でその都度調べて集計から外すよう設定しているという。

 つまり従来は、mixiの「イイネ!」ボタンが設置された外部サイトをユーザーが表示した際に、mixiの「利用者」としてカウントしていたことになる。だが実際にはイイネ!ボタンを呼び出しただけで、実際にはmixiサイトを視聴していなかった、として集計の対象から外したという説明だ。

「利用者」を「訪問者」に

 これまで同社が「利用者数」と呼んできた指標(ユニークユーザー数)について、SNSの会員数と一部で誤解されることもあるなどとして、今後は「訪問者数」に変更する。

 「訪問者」はSNSの会員・非会員に関係はなく、「そのサイトを訪れたという行為を基に算出される指標」だ。例えばFacebookの非会員が、検索エンジンからFacebookのトップページを訪問したり、企業が開設しているFacebookページを表示させた場合でも、そのユーザーは「訪問者」としてカウントされる。SNS各社が公表している登録者数などとは異なるものだ。

「利用の濃さ」では他SNSを上回る

 その上で集計方法の変更に伴い、過去にさかのぼってmixiの訪問者数を集計し直したグラフを公開した。TwitterとFacebookの外部サイト向けボタンは従来の集計に影響はなく、データに問題はないとしている。

photo
訪問頻度、訪問時間で他のSNSを大きく上回る

 先日公開したデータを受け、一部で「Facebookユーザーがmixiユーザーを超えた」といった解釈もあったが、集計し直したグラフを見る限り、既に5月の時点でFacebook訪問者はmixi訪問者と並び、6月以降に上回っていたことになる。

 ただ、mixi訪問者の1人当たり総訪問時間は3時間を超えており、Facebookの3倍以上。「mixiは利用の濃さ(サイトに対するロイヤリティ)において圧倒的に他のSNSを凌駕している」と分析している。

photo

mixiの登録ユーザー数は堅調だが

 騒動を受けてミクシィが改めて公表したユーザー数推移によると、9月は登録ユーザー2535万人に対し、アクティブユーザー(1カ月に1回以上ログインするユーザー)は1516万人だった。

 ページビュー(PV)はモバイル・スマートフォンが210.3億PV、PCが33.6億PVとなっており、モバイル・スマートフォンの割合が多い。アクティブユーザーの8割はモバイルからのアクセスだ。

 同社は今月初旬に今期の業績予想を下方修正したが、主因は従来型携帯電話(フィーチャーフォン)向け広告売り上げの減少。スマートフォンへのシフトが予想より急速に進んでいるためだ。

 PVを含め、モバイル、特にフィーチャーフォン向けサービスはmixiの柱でもあり、いわゆる“ガラケーサイト”であることはmixiの1つの側面だ。今後はフィーチャーフォンビジネスの縮小を最小限に食い止めつつ、スマートフォンへのシフトに対応していくという難しい舵取りを迫られているのがmixiの現状とも言えそうだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る