Googleは12月14日、日本語入力システム「Google日本語入力」のAndroid版をリリースした。無料で利用できる。
メールや地図検索、SNSへの書き込みといった「モバイルで典型的な状況で使われる単語」を中心に、PC版譲りの豊富な語彙を備えているとしており、例として「[東京都中央卸売市場」「秋葉原ラジオ会館」「立川黒部アルペンルート」といった地名や「徳川光圀」「織田信秀」といった人名を挙げている。
また「きょう」「いま」と入力すると今日の日付、現在時刻に変換したり、「1203」と入力すると「12月3日」「12:03」が変換候補として表示されるといった機能も備える。
Android 2.1以降に対応。タブレット端末とハードウェアキーボードはサポート対象外としている。
PC版は正式版としてリリースされているが、Android版はβ版として公開。アプリケーションの互換性問題や誤変換、未実装機能など多くの改善点が残っているとして、ユーザーからのフィードバックを募っている。
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