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GoogleとMozilla、Firefoxでの検索契約を更新
Google検索をFirefoxのデフォルト検索ツールとする3年契約が更新され、Mozillaは最大の収入源を確保した。
Mozillaは12月20日(現地時間)、米Googleと新たな検索契約を締結したと発表した。この契約により、最低でもあと3年間、Google検索がFirefoxのデフォルト検索ツールであり続ける。
Mozillaの売上高の多く(2010年は84%)はFirefoxに搭載する検索エンジンから得られるもので、Google、米MicrosoftのBing、米Yahoo!、ロシアのYandex、米Amazon.comなどと提携しているが、Googleが最大の収入源になっている。
3年ごとに更新されている両社の契約は、今年11月に更新されるはずだったが遅れたため、契約打ち切りかといううわさが立っていた。
Mozillaが公開した年次報告書によると、2010年の売上高は前年比18%増の1億2300万ドルだった。
アイルランドのアクセス解析サービス企業StatCounterによると、Firefoxは世界ブラウザ市場でゆるやかにシェアを落としており、11月にはGoogleのChromeに初めて抜かれた。
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