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IBM、クラウドベースのソフトウェアテスト環境企業Green Hatを買収
IBMはGreen HatをRational Solution部門に統合し、仮想ソフトウェアテストソリューションを販売する計画だ。
米IBMは1月4日(現地時間)、ソフトウェア開発のテストソリューションを提供する英Green Hatを買収することで合意に達したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
Green Hatは1996年創業のロンドンとデラウェア州ウィルミントンに拠点を置く非公開企業。企業の開発者向けに、クラウドアプリのリリース前にテストするソリューションを提供する。同ソリューションは、IBM、独SAP、米Oracle、米Microsoftなどの製品をサポートする。British Airways、T-Mobile、Goldman Sachsなど2000以上の企業が同社のサービスを利用している。
IBMによると、アプリのテストに掛かるコストは、ソフトウェア開発費の50%以上を占めるという。Green Hatのテスト用仮想環境では、ソフトウェア開発のライフサイクルを通して、テストをより速く頻繁に行うことが可能になり、開発コストを削減できるとしている。
買収完了後、Green HatはIBMのRational Solution部門に統合され、同社のソリューションはIBM Rational Solutionの一部として提供される見込み。また、IBMはIBM Global Busines Servicesを通じての販売も計画している。
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