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シャープ、2900億円の最終赤字に

シャープが今期の連結業績予想を下方修正し、2900億円の最終赤字になる見通し。

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 シャープは2月1日、2012年3月期の連結業績予想を下方修正し、最終損益は2900億円の赤字になる見通しだと発表した。従来予想は60億円の黒字だった。液晶テレビや太陽電池の価格が大幅に下落している上、世界経済の減速が響く。

 売上高は従来予想から2500億円減の2兆5500億円にとどまる見通し。営業損益はとんとん(従来予想は850億円の黒字)、経常損益は300億円の赤字(同670億円の黒字)。税制改正と今期業績予想の下方修正を踏まえ、繰延税金資産を取り崩すことで大幅な最終赤字を予想している。

 報道によると、同社は液晶パネルの主力生産拠点である堺工場(堺市)で、在庫を圧縮するため5割程度の減産に踏み切る。

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